痛み止めはカロナール
気管支喘息の持病があるわたしは
ロキソニンが飲めない
カロナールで術後の痛みと後陣痛を抑えていた
同じ日に出産した帝王切開ママは
スタスタ歩いて寝返りできたと話している
やっとこさ髄液が漏れて頭痛がひどかった苦しみから復活した私は
ナースステーション横の新生児室に赤ちゃんを迎えに行くたびに
顔色が悪いよと言われる始末
なかなか貧血気味が改善されない
鉄剤を処方されて飲んでたら
ただでさえ排便時に術後の傷が痛むというのに便秘も重なってえらいことに
それから
声を大にして言えないですが、、、
血迷ってとこちゃんベルトの装着練習なんかしたもんだから、傷口を引っ張ってしまい激痛…
↑
これは本当に馬鹿だった
この後結局私が横向きで眠れるようになるのは
術後1ヶ月かかることになる
うっかり出た咳だかクシャミが地獄の痛みだったのも懐かしい
そこからクシャミが出そうになると必死に鼻をつまんでたっけな。笑
いつまでも横を向けない
腹筋はどこに行ったのか?
腕の力だけで体を起こす
汗だく涙
母子同室できたのは
生後4日目くらいだったかなぁ
赤ちゃんの底知れない可愛さと
毎晩仕事帰り2時間かけて夫が病院に面会に来てくれることが励みになって
苦しみだらけの日々を前向きに戦っていました
帝王切開後の苦しみ
ほぼ一日寝たきりで、2日目からトイレや歩行訓練などが始まる予定だった
ゆっくりとベッドのリクライニングを起こし45°当たりで割れるような頭痛
ガンガンガンガン
目の前真っ暗
血の気が遠のくのがわかる
食事もできない
根性だけは自信があったので何度もチャレンジ
70°起こす頃には頭痛に殺される勢いだった
先生や助産師さんに訴えたところ
麻酔の副作用でこうなる人も居ると。。。
確かに手術の前にそんな話があった
髄液が漏れて頭痛や吐き気が起こる人がまれに居ると
まれに当てはまったの?
これじゃ赤ちゃんの世話が一切できない
なんとかなりませんかと相談すると
高濃度のカフェインを投与することで治ることがある。でも授乳は諦めることになる
なんじゃそりゃ。。。
だったら頭かち割れる方がマシ。。。
こんな状態で歩く練習をしましょうと助産師さんが訪れ
根性で部屋の外へ
頭痛とめまいで倒れるところを間一髪支えてもらいながら即帰還
食事もとれないし、とうとうカフェインを始めましょうという流れになってきてしまった
そのころ、腰?背中から入れていた麻酔薬が底をつき、錠剤に切り替わることに
背中の針を抜いた瞬間
頭のもやもやがスッキリ晴れた感覚があった
もしやと思いリクライニングを起こすと
…なんともない!
この針が原因だったに違いない!!
が、誰を責めることもなく涙
遅れをとった身体の回復と授乳の練習に励むのであった
第一子を帝王切開で出産
8ヶ月までは家の近くの病院に健診に通い
それ以降は里帰りの地元の病院へ
毎度『逆子ですね』と言われ続けて
(ふ〜ん逆子なんだぁ!順調に成長しててなにより)と思っていた。
そして32週を過ぎた頃、、、
地元の病院にて『このまま逆子だったら、帝王切開の準備を進めましょうね。手術の日を決めて入院の準備を…』
(ん?なにそれ。帝王切開?手術ってなに?私普通に産まないの?)
ハンマーで頭を打たれたような衝撃
逆子が普通分娩できないなんて
シ ラ ナ カ ッ タ
それからの私の苦悩の日々といったらなかった
逆子体操に鍼灸院
先生はお腹の子供を回してはくれません
なんとなく、自分の手で旋回してくれないかと触って見たって
筋金入りの逆子、ビクともしない
(もっと早く教えてくれれば、、、)
先生を責めたいわけじゃない
無知だった自分が憎い
悔しい
逆子=帝王切開という知識があれば
28週頃までだったら
子宮のスペースに余裕があって
逆子体操も効いたであろう
普通に産めないことが
こんなにも心に引っかかるなんて
【どんなお産も立派なお産】
実に刺さらない慰め言葉
普通分娩がしたかったのか
帝王切開が嫌なのか
手術の当日まで
無知だった自分を悔やみ続けた
生まれた子供の
「めぇ〜」という泣き声を聞いた時
嘘みたいに心がスーッと澄んで
母になった喜びに満ち溢れた
生まれた…生まれた〜泣
自責の念と手術の不安から解放され
安心と喜びと
涙がとにかく溢れたのを思い出す