第一子を帝王切開で出産
8ヶ月までは家の近くの病院に健診に通い
それ以降は里帰りの地元の病院へ
毎度『逆子ですね』と言われ続けて
(ふ〜ん逆子なんだぁ!順調に成長しててなにより)と思っていた。
そして32週を過ぎた頃、、、
地元の病院にて『このまま逆子だったら、帝王切開の準備を進めましょうね。手術の日を決めて入院の準備を…』
(ん?なにそれ。帝王切開?手術ってなに?私普通に産まないの?)
ハンマーで頭を打たれたような衝撃
逆子が普通分娩できないなんて
シ ラ ナ カ ッ タ
それからの私の苦悩の日々といったらなかった
逆子体操に鍼灸院
先生はお腹の子供を回してはくれません
なんとなく、自分の手で旋回してくれないかと触って見たって
筋金入りの逆子、ビクともしない
(もっと早く教えてくれれば、、、)
先生を責めたいわけじゃない
無知だった自分が憎い
悔しい
逆子=帝王切開という知識があれば
28週頃までだったら
子宮のスペースに余裕があって
逆子体操も効いたであろう
普通に産めないことが
こんなにも心に引っかかるなんて
【どんなお産も立派なお産】
実に刺さらない慰め言葉
普通分娩がしたかったのか
帝王切開が嫌なのか
手術の当日まで
無知だった自分を悔やみ続けた
生まれた子供の
「めぇ〜」という泣き声を聞いた時
嘘みたいに心がスーッと澄んで
母になった喜びに満ち溢れた
生まれた…生まれた〜泣
自責の念と手術の不安から解放され
安心と喜びと
涙がとにかく溢れたのを思い出す